販売信用の代表的なサービスが、家電や家具を分割払いで購入する場合です。分割払いでは、信販会社は信用のもとに小売店に商品代金を立て替え、消費者へ代金を請求します。
「個別信用購入あっせん」により、消費者はほしい商品をすぐに手に入れることができ、小売店は代金を早期に回収できるメリットがあります。信販会社は、商品の分割払いやクレジットカードの発行、銀行への与信保証など、さまざまなかたちで信用供与のサービスを行います。
信販会社 | クレジットカード会社 |
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クレジットカードを含むさまざまな信用取引を行っています。 |
基本的にクレジットカード業務のみであり、ローンや保証業務などは取り扱っていません。 |
信販会社 | クレジットカード会社 |
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信用購入あっせんでは、信販会社は商品代金を立て替えるだけで、お金を貸すわけではない。(しかし、クレジットカードのキャッシングや各種ローンは貸金業に該当するため、貸金業の登録を受けている信販会社は多く存在する。) |
貸金業の登録を受けているキャッシング業務。 |
信販会社 | クレジットカード会社 |
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代金の立て替え(信用購入あっせん)を主な業務としていて、信用購入あっせんは割賦販売法に基づいており、経済産業省の管轄。 |
一般の個人に対して小口融資を行う業種。金融庁へ貸金業法に基づき登録。 |
信販会社 | クレジットカード会社 |
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預金の受け入れをしない。信販会社の融資は「貸金業法」が適用。銀行の融資と比べ融資スピードが早い傾向がある。 |
預金の受け入れをする。銀行の融資は「銀行法」が適用。 |
信販会社は、クレジットカード会社とは、業務範囲の広さに違いがあります。ショッピングローンやクレジットカード、各種ローンなどさまざまなかたちで信用供与を行っている会社です。
クレジットカード会社とは、貸金業者や消費者金融とは貸金業法における融資で重なる部分もありますが、業務範囲の広さに違いがあり、代金立て替え(信用購入あっせん)業務の有無が大きな違いです。
信販系クレジットカードは、長い信用取引の実績から、さまざまな魅力を持っています。